センター趣旨
平成15年4月1日の省令設置以来、当センターは大学教育研究開発部門、評価システム 研究部門、教育支援システム研究部門からなる3部門体制のもと、大学の教育改善を念頭 に置いた研究活動を行ってきました。この間、学域・学類制への移行に際して、他大学のカリキュラムや教育プログラムの調査研究、国内外の教育評価システムの研究に基づき、関連委員会等を通して提言や情報提供を行ってきました。また、大学設置基準が求める、教育内容・教育方法改善についての組織的な研修・研究(FD:ファカルティ・ディベロップメント)を、本学の実態に即していかに行うべきかを検討するために、FDに関する教員アンケートや学生の学習意欲、学習状況に関する調査を継続的に行うとともに、大学教育セミナー、専門分野別教育開発セミナー、毎週開催の共同学習会により日常的FDを実践してきました。さらに、学生支援システムの研究の成果に基づき、本学の学生相談体制、奨学金制度、障がい学生支援体制の設計において中心的な役割を果たしてきました。
本年4月より、本学の第2期中期目標,中期計画の確定を受けて、それらに沿った重点的な調査研究、活動を行います。その成果は、カリキュラム研究会、評価システム研究会、FD研究会、学生・学習支援研究会、以上4つの研究会において報告、教職員間で公開で議論するとともに、各中期計画の責任委員会、部会、部局への重点的な情報提供、コンサルテーションを行います。4つの研究会は従来の共同学習会に代わって立ち上げるものです。
第2期中期目標・中期計画に沿った当センターの重点活動事項は以下の通りです。
- 各学類・研究科における教育課程編成方針(カリキュラムポリシー)の明確化に関連して、学習成果明示と授業シラバスとの関係、厳格な成績評価に関する理論研究と本学に 適した方法についての調査研究、卒業時・修了時の達成度評価について研究を行う。
- 環境教育・ESD(Educaton for Sustainable Development)のカリキュラム構築に関 連した調査研究を行う。
- 平成18年度の教養教育カリキュラム刷新から始まった導入科目を中心としたコア・カリキュラム化の流れをさらに進めるための共通教育特設プログラムの開発に関連した調査 研究を行う。
- これまでにセンターが蓄積してきたFDに関する知見を整理するとともに、授業方法改善をテーマにしたもの、学生支援をテーマにしたもの、それぞれについて研究を行い、FD研修内容についてさらに検討する。学習空間も考慮した協調学習をはじめとするアクテイブラーニングに関する教育方法についても研究する。
- 発達障がいなど障がいのある学生に対する必要な支援の方策、および支援力向上のた めのFD・SDのあり方について研究する。
今後も学内共同教育研究施設のミッションとして本学教員・学生のニーズに的確に答えた 教育改善提案および実行支援を行うとともに、そこで得た知見や研究成果を、大学教育学 会等を通して広く日本の他大学等にも発信できるようなセンターを目指していきたいと考えています。これまで同様、皆様方のご指導、ご鞭燵のほど、よろしくお願い致します。
2010年8 月














